学校ではスクールカースト上位の生徒からの圧力に屈し続け、社会に出れば上司のパワハラに傷つき、クライアントからはいびられ、家庭に帰ればないがしろにされ…。もう自分は生きている価値なぞない人間なのではないか。いや、ここまで考え込んでしまうメンタルの弱さこそが問題なのではないかと悩んでいる方も多いでしょう。

あなたは本当に無価値な人間なのでしょうか。メンタルは強化できるのでしょうか。

メンタルが弱い=アンテナが強い

メンタルが弱いということは必ずしも全場面で不利に働くことはありません。

「いやいや、そんなことないでしょう。メンタルが弱いってことは、臆病で弱気で優柔不断で自信にかけていて悲観的で…」とおっしゃる方もいるでしょう。

しかし、ウサギがもし自信たっぷりで楽観的で強気な動物だったとしたら、とっくに滅びているでしょう。メンタルが弱いというのは良い言い方をすると、繊細で感受性が豊かという風に言い換えることもできます。人によっては非常に賢い場合もあります。その賢さがデメリットに働くとメンタルが弱いということになるのです。

賢いとメンタルが弱くなる?

感受性が豊かで賢く、深く考える性格の場合、往往にして物事のマイナス面が気になり目につくものです。深く考えずにとりあえずやってみようというタイプの方がうまく行った場合には評価が上がりますし、失敗した場合も本人はあまり気にしていなかったりします。

しかし、メンタルが弱いと言われている人の場合、動き出すまでに時間がかかることが多いです。スピード感が遅いとそれだけ評価は下がります。仮に失敗したらもともとも印象が悪いので攻撃される強さも増し、さらに傷つきメンタルを弱らせることになるのです。

では無神経に無思慮に振る舞ったらいいのかというと、そうではありません。そもそも繊細で賢くメンタルが弱いあなたがそのような振る舞いをしたところで、後から後悔をする羽目になりさらに心を病むことが目に見えています。

敵を知り己を知れば百戦危うからずや

孫子の兵法の中でも最も有名なものなので聞いたことのある方は多いでしょう。「相手と自分のことをきちんと分析できていればまず負けることはない」という意味です。

まずは自分の弱点を知ることが大切です。どういう場面・状況でメンタルの弱さを露呈してしまうのか。そこを分析した上で対策を立てるのです。

人や場面を避けるのがかなり重要

しかし、訓練してどうにかなるような種類の弱点ならいいのですが、性格的なものを成人してから矯正するのは難しいでしょう。その場合、思い切って苦手な場面や人から遠ざかることが効果的です。

例えばあなたに常に即回答を迫るような人や圧力をかけるやり方で接触してくる人がいたとします。往往にしてそのタイプの人は他人に同調圧力をかけ巻き込むのが上手いので、メンタルの弱い人は簡単にコントロールされてしまうのです。

まずは極力関わらないようにするというのがベターですが、難しい場合は常に論理的に理屈で返すようにするといいでしょう。「どうしよう」とか「嫌だな」というような感情を見せると簡単にコントロールされてしまうのです。これを論理で返し続けることで相手は「面倒臭いやつだな」と思うようになり、あまり絡んでこなくなります。

つまり、人によってメンタルの弱さに悪影響を受けるタイプの場合、相手の土俵に乗らないことが重要なのです。

また、あらかじめ敗色濃厚な場面は思い切って回避して良いのです。敗色濃厚な時点でメンタルは半分やられているわけで、うまくいかなければさらにメンタルが傷つくわけですから、あなたにとってよく転ぶ可能性はいたって低いのです。回避した後の対策をどうするか考えた方が建設的です。

自分のために何をするかを徹底する

メンタルが弱いという人の多くは人間関係で悩みを抱えています。他人にどう思われているか不安で集中できないのです。そのため機を逃したり失敗を繰り返すことになります。

まず成功に必要なのは集中することです。集中するためには何をしないといけないかを洗い出すこと。賢く繊細なあなたなら次から次へと課題やら問題点に気づくことでしょう。その問題解決に集中すれば、他人の目を気にしている余裕はないはずです。本質に目を向けることを常に忘れないようにするのです。

メンタルが弱いと思う人は常に自分の土俵で勝負!

メンタルの弱い人は人や場面、状況などのあなた以外の要素に振り回されている可能性が高いのです。ですので、あなた自身の特性を有利に発揮できるフィールドや展開をしっかり分析し、そこからしがみついて離れないことが大切です。あくまで世間に挑むのは自分の土俵の上からということを心がけるのです。