どれだけ気を付けて行動していても、ばれる時はばれてしまうのが不倫の恋です。もしも、自分の配偶者に不倫の事実を知られてしまったら、その後の展開はどうなっていくのでしょうか。

考えられる代表的なパターンについて見ていきます。

しばらく泳がされて決定的な証拠を握られる

配偶者の不倫を知った夫や妻のうち全員がすぐさま配偶者を問い詰めたり、パニックを起して大騒ぎしたりするわけではありません。

なかには、不倫していることを知りながら素知らぬ顔で生活を続け、興信所を雇い不倫の証拠を集めている場合もあります。もちろんその胸中では怒りや悲しみ、嫉妬といった感情が渦巻いているのですが、興信所の調査が終わるまでは必死で気持ちを押し殺します。配偶者がこれから不倫相手と会うことが分かっていても、不倫相手と密会して帰宅したとしても平静を装います。

興信所のスタッフから調査が終わるまでは普段と変わらない生活を送って下さい、と念を押されているためです。調査が終了するまで地獄のような日々が続くため、証拠を握った後は夫や妻の感情が一気に爆発することも珍しくありません。

修羅場を経験する

不倫がばれると修羅場になりがちですが、そのケースも不倫の形により様々です。ダブル不倫の場合は、夫婦が集まって4人で話し合うという、想像しただけでもうすら寒いような状況になり得ます。男女のどちらかが既婚者の場合は、不倫相手の配偶者から呼び出されることも十分考えられますね。

不倫された妻や夫の心境としては、配偶者の不倫相手がどんな人間なのか知りたいという気持ちもありますし、もちろん何か言ってやらなくては気が済まないという気持ちもあるでしょう。

そしてもちろん、自分の配偶者との修羅場も考えなければなりません。

修羅場がどんな展開になっていくのかは予測不可能です。おとなしい性格だと思っていた妻が包丁を持ち出すなどということもあるでしょうし、気弱な夫だと馬鹿にしていたら、いきなり殴られることもあるかも知れません。

別居や離婚

自分を裏切った妻や夫と同じ空気を吸いたくない、生理的に受けつけない、などという場合は、即別居になる可能性が大です。それでも、不倫した側にそれを止める権利はありません。

このタイプの別居の場合、夫婦の関係が修復できる可能性は極めて低いのではないでしょうか。別居をしたまま離婚の話し合いを進めることになり、子どもの親権や慰謝料などの折り合いがつかなければ、弁護士を間に立てての離婚調停になるでしょう。

配偶者に不倫がばれた日が、わが子の顔を見た最後の日になった、というケースもあります。

社会的な地位を失うことも

不倫を知った夫や妻が、配偶者の不倫相手の会社に怒鳴り込んだり、手紙を書いて不倫の事実を暴露したりすることもあります。

会社の対応としては、不倫を理由に即解雇というよりも、転勤させたり部署を変えさせたりするといった対応が多いです。しかし、人としての信頼は地に落ちるため、出世コースから外れることもありますし、他の社員と気まずくなり結局は辞めざるを得ない状況に追い込まれることもあります。

不倫をした側からすれば“仕事とプライベートとは関係ないだろう”と言いたくなるでしょう。けれど、不倫によって夫婦関係が破たんした場合、特に妻の思いとしては“子どもから父親を奪った女”として、夫の不倫相手は一生許すことができない憎悪の対象となってしまいます。

仕事を辞めても再就職先を見つける事はできますが、実の父親の代わりはいません。「私の子どもは父親を失った。あなただけ何も失わないなんて虫が良すぎるわ」と不倫相手の妻から言われとき、あなたは何と答えますか?

親族や友達との関係にも変化が……

不倫が露見したことで窮地に立たされたとき、家族や親族、友人達があなたの味方になってくれるとは限りません。

なかにはわが子の不倫は責めずに、義理の息子や娘である婿や嫁に非があるかのような言い方をする親もいます。しかし、常識的な親ならば、やはり息子や娘の倫理観のなさを嘆くでしょう。“そんな人間に育てた覚えはない”と親に泣かれたり、兄弟や親戚から軽蔑や非難の眼差しを浴びたりして、実家に帰りづらい状況が続くことがあります。

友人達のなかでも、特に既婚者の場合は不倫に対して厳しい目を持つ人が多いですし、モラルが高い人にとっては、不倫した友人とこれまで通りの関係を続けていくことは難しいでしょう。これまで育んできた友情までも壊してしまうほど、不倫をしたという事実は重たいものです。

慰謝料などの金銭的な負担の発生

配偶者や、不倫相手の夫や妻から慰謝料を請求されることは、当然のことと認識しておいたほうが良いでしょう。なぜなら、精神的な苦痛を受けたことに対する慰謝料を請求することは、不倫をされた夫や妻にとって法律に則った権利だからです。

「お金がないから支払わなくて良い」という甘い考えは禁物です。慰謝料には分割払いが認められています。目に見える形で謝罪させることが相手の目的ならば、1ヶ月に1万円ずつでも良いという条件を提示され、とにかく支払いを要求される場合があります。

また、慰謝料の請求権は不倫の事実を知ってから3年以内と法律で定められています。この法律を逆手に取り、相手がすっかり油断した頃を見計らって、慰謝料請求をする夫や妻がいます。そのほうがより相手に精神的なダメージを与えられるためです。

慰謝料の相場は50~500万円と幅広く、請求された本人の支払い能力によって差が出ますが、一般的には100~300万円になるケースが多いと言われています。

不倫相手から別れを切り出される

すべてを捨てても良いくらいの情熱を持って恋をしていたはずなのに、配偶者に不倫がばれてしまった途端、手の平を返したように不倫相手から別れを告げられるケースがあります。

実は不倫相手にとっては遊びの関係だった場合や、慰謝料を請求されたり会社にばらされたりする危険を肌で感じたために、さっさと身を引いてしまう場合です。

不倫はそもそも人の道に外れた行為ですから、相手の不誠実さをなじっても仕方ないのですが、相手を想う気持ちが真剣であればあるほど受けるショックは計り知れません。

“不倫なんかするんじゃなかった”と後悔してもすべては後の祭りです。

精神のバランスを崩す

配偶者に不倫がばれた末に離婚し、子どもとも会えなくなり、職も失い、親や兄弟とは気まずくなり、さらには慰謝料の支払いで金銭的にも苦しくなる。けれど、誰からも同情はされず、うかつに相談もできない状況は、だんだんとその人の精神を蝕んでいきます。

追い打ちをかけるように、不倫相手からも別れを切り出されてしまい、とうとう心療内科を受診しなければならなくなるほど精神的に追い込まれることがあります。不倫中は、とにかく新しい恋に夢中でそれほど感じなかった罪悪感が、すべてを失ったあとに猛烈に襲ってくることも考えられます。

特に女性の場合は、不倫相手の妻に対して済まなく思う気持ちよりも、子どもに対して悪いことをしたという感情を抱きます。

まとめ

配偶者に不倫がばれると、その後の展開はどうなるのか、主に考えられるパターンをいくつかご紹介しましたが……この中のどれか1つを経験するだけでも、相当な精神的ダメージを追いそうだと思いませんか?

それでも不倫の恋を貫くのか、最初の一歩を踏みとどまるのかは各自の判断になります。しかし、不倫には多くの人を傷つけ、また自分自身をも傷つけるような、とんでもないリスクが付きまとうことだけは忘れずにいてください。